目次
・女性が露出する理由とは
・女性の露出は推奨されていた
・女性の足首露出も禁止された時代
・露出は抵抗の証
・まとめ
女性が露出する理由とは
夏になると性別関係なく半袖や短パンなど着用する人が多くなりますが、男性と比べて女性の方が肩出しの洋服や、お腹を露出した洋服を着る人の割合も高くなります。ではなぜ女性だけ露出度の高いファッションが多いのでしょうか?歴史をを遡ると、女性の露出度合いは「男性の目」と女性達の抵抗によって変化を遂げてきたのがわかります。
女性の露出は推奨されていた
女性の露出したファッションは1600年代からされており、当時のイギリスでは女性は谷間を強調したドレスや時には乳首を見せるようなドレスの着用が王様により推奨されていました。これは前政権時代からイギリスの政治を崩壊させ、独裁していた清教徒の人たちに反抗するためでした。清教徒の人々は女性の露出や髪の毛を人前で見せることが不潔で罪深いこととして捉えていたため、まさに女性の身体を過剰に露出することで国民は清教徒に抵抗していたのです。
女性の足首露出も禁止された時代
しかし、1800年代になると精神分析学者フロイトの「心理性的発達理論」の考えが世間に広まり、人々は女性の身体を性的な目で見るようになります。フロイトは「人は成長に伴い、身体の特定部位への関心が高まり、性的な快感を得ようとする」と唱え、女性の身体への性的消費が社会的に肯定されるようになりました。そのため、この時代では女性は「男性を性的興奮させ、誤った道へと導く」とされていたため、足首までもが露出を禁止されていました。その後、1900年代に入っても露出の多い服を女性が着ると「売春婦」「尻軽女」などと侮辱的な偏見が蔓延するようになっていったそうです。
露出は抵抗の証
しかし、その後は女性達の権利を訴えるフェミニズムの台頭により1950年以降は有名なファッションブランドなどが女性に着目した、解放的に過ごせるような洋服が作られるようになりました。シャネルからは女性用のスーツやマリークゥントからはミニスカートが大きな人気を呼び、女性たちの露出したファッションは次第に主流となっていったのです。また、露出をすることにより世間からの厳しい目や偏見などは無くなった訳ではありませんが、このように露出をするファッションをし続けることにより、社会からの抑圧に抵抗しているとも言えるかもしれません。
まとめ
現代の女性たちは露出するファッションにつきまとう偏見に負けずに「自分は着たい服を着る」というのをモットーにして自分なりのファッションができる世の中にこれからもなっていくといいですね。
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