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生理・妊娠とおりものの関係を知ろう!


妊娠を希望していると、体の変化に敏感になります。いつもと違う変化があると、もしかしたら妊娠初期症状なのではとドキドキする人も少なくないでしょう。


気になる妊娠の兆候を知る手がかりのひとつとして「おりもの」の変化があります。一般的に、妊娠するとおりものの量が増加するといわれています。


しかし、おりものの量が多いことは必ずしも妊娠の兆候というわけではありません。中には病気が隠れていることもあります。


おりものが増えたと感じたら、体の変化の証拠です。おりものから健康状態について考えてみましょう。

目次

・そもそもおりものとは

・生理周期とおりものの変化

・妊娠初期におりものが増加する理由とは?

・妊娠以外でおりものが増加する理由とは?

・まとめ

そもそもおりものとは

子宮頸部・子宮内膜の分泌物、膣壁の分泌物や古い細胞などが集まった粘液と、バルトリン腺・皮脂腺・汗腺からの分泌液が混じって流れ出るものをおりものといいます。


役割は主に2つあります。

一つは自浄作用です。おりものは膣内に病原菌が侵入したり、繁殖したりすることを防いでいます。

もう一つは受精の手助けです。排卵期におりものが多くなるのはこのためです。特に子宮の出口付近で出るおりものは、精子が卵子までスムーズに到達できる手助けをし、潤滑油のような働きをしています。


生理周期とおりものの変化

おりものの変化は、生理と同じような一定の周期があります。生理の周期に合わせて、量・色・においなどが変化していきます。

また、女性ホルモンの分泌は年齢によっても変化するため、おりものも同じように年齢によって状態が変化していきます。妊娠可能な時期はおりものの量が多くなり閉経時期には量が減少します。


妊娠初期におりものが増加する理由とは?

普段であれば、生理が始まる前はおりものの量が少ない時期です。しかし、妊娠している場合はさらっとした水っぽいおりものが多く分泌されることが多いです。


これにはエストロゲンという女性ホルモンの分泌量が関係しています。本来、妊娠していなければ減っていくはずのエストロゲンですが、妊娠すると分泌量が増えるため、おりものの量も増加しやすいのです。


妊娠以外でおりものが増加する理由は?

おりものの状態が変化するときは、妊娠以外に病気が関わっていることもあります。妊娠以外でおりものが増加する原因となる病気は以下の通りです。

特に病気が原因である場合は、量の変化だけでなく、別の症状も一緒にみられる場合が多いです。おりものの臭いがきつい、色が違う、血液が多く混ざっている、外陰部のかゆみや痛みをともなう場合は注意が必要です。


例えばカンジダ膣炎では、白いポロポロしたおりものが増加し、外陰部に強いかゆみが出現します。トリコモナス膣炎ではおりものの量が増加するのに加えて悪臭もあります。外陰部のかゆみも出現します。


このように、量だけではなく他の症状も一緒に見られる場合は病気の可能性が高いですから、早めに婦人科の診察を受けるようにしましょう。


まとめ

おりものの変化によって体調の変化に気づくことができます。おりものの増加は妊娠初期症状である可能性があります。妊娠すると、女性ホルモンのエストロゲンの量が増加するためです。


しかし、妊娠の可能性だけではありません。婦人科系疾患が隠れている可能性もあります。普段から自分のおりものの状態をチェックし、いつもと違う変化があれば婦人科を受診し、医師に相談するようにしましょう。

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