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妊娠すると匂いに敏感になる!?

最近急に匂いが気になりだした…それはもしかしたら妊娠のサインかも?この記事では妊娠初期に嗅覚が過敏になる原因や、匂いが気になる人におすすめの対処法をご紹介しています。ぜひ参考にしてみてください。




目次

・妊娠と嗅覚の関係

・特に苦手になりやすいにおい

・対処法

・まとめ


妊娠と嗅覚の関係

特に妊娠初期に匂いに敏感になる人がいます。匂いに敏感になる理由は、ホルモンバランスの変化です。妊娠中には女性ホルモンであるエストロゲンの分泌量が増えます。エストロゲンにはセロトニンという物質の分泌を助ける作用があるため、これに伴ってセロトニンの分泌が増えます。セロトニンが増えると匂いに対する感受性が高まるので、匂いに敏感になったり、特定の匂いをかぐと気分が悪くなったりするのです。


特に苦手になりやすいにおい

妊娠すると苦手になる匂いとして代表的なものは、たばこ、ご飯、煮物、コーヒー、お総菜、魚介類などの匂いです。これは、これらの匂いに含まれるアンモニアが鋭く感じられるからだと言われています。また、香水やシャンプー、化粧品などのいい匂いのものに耐えられなくなる人もいます。



対処法

ホルモンの影響で嗅覚が変化するのは生理現象の一つです。そのため、完全に解消することは難しく、時間をかけて順応していかなくてはいけません。ですが、自律神経の安定とストレス緩和によってある程度は嗅覚を安定させることができます。また、嗅覚が普通になるまでは匂いを感じないための工夫が必要です。ここでは、それらに効果的な対処法を5つご紹介します。


①有酸素運動

有酸素運動は自然な深い呼吸を促し、副交感神経を活性化します。息がゼーゼーするほどの激しい運動をすると逆に交感神経が興奮してしまい、自律神経がリラックスできなくなるので、激しすぎない程度の運動を心がけましょう。ウォーキング・ランニング・サイクリング・水中ウォーキングなどを30分程度行うのが理想的です。


②食べ物

ストレス緩和に効果がある栄養素には、ビタミンC・ビタミンE・GABAがあります。

ビタミンCはピーマンやブロッコリーなどの緑黄色野菜やキウイなどの果物、イモ類に多く含まれています。

また、ビタミンEはナッツ類やかぼちゃ、緑茶、アボカド、魚卵に多く含まれています。


GABAはトマトやナスなどの野菜や、ブドウ・バナナなどの果物、そして乳酸菌の発酵食品に含まれています。


③料理を冷やす

料理を冷やすと料理から発される匂い成分を軽減することができます。料理の匂いが気になる場合は、少し美味しさは減るかもしれませんが、冷やして食べることで食べやすくなります。


④匂いの元を減らす

匂いに敏感なときは、極力匂いの発生源を減らして嗅覚を働かせないことが大切です。洗剤や化粧品など普段使用するものは無香料のものに変えるなどして、匂いを発するものを無くしていきましょう。


まとめ

嗅覚過敏は妊娠初期に見られる症状として一般的なものです。妊娠のサインとして参考にしてみてください。

また、妊娠以外が原因でなる嗅覚過敏は精神的なストレスが原因の場合が多いです。ご紹介した対処法などを活用して、ストレスを軽減していきましょう。長期間治らない場合は疾患が原因の可能性もあります。放置すると完治しづらくなってしまうので、医療機関への受診を検討してみてくださいね。


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