目次
・妊娠率を改善する方法がある!?
・不妊にはミトコンドリアがカギとなる
・還元型コエンザイムQ10ってどんなもの?
・ミトコンドリアには還元型CoQ10がいい!
妊娠率を改善する方法がある?!
摂取するだけで妊娠率がUPしたり、卵巣の機能が上がったりするものがあったら、夢のようですよね?
海外の研究者が行った実験によると、不妊原因がわからない状態で体外受精を行っている不妊女性100人以上に還元型コエンザイムQ10を100㎎含むカプセルを2か月間摂取してもらったところ、摂取していないときと比べて妊娠率は16.7%も増加しました。また、体外受精に必要な卵巣刺激による卵子排出に必要となるホルモン量も少なくなりました。
また、高齢マウスにコエンザイムQ10を投与したところ、卵子や胎児の数が顕著に増加しました。
個人差はあるものの、これらの報告から還元型コエンザイムQ10には妊娠率UPに良い影響をあたえる可能性があることが考えられます。
不妊にはミトコンドリアがカギとなる
還元型コエンザイムQ10が妊娠率の良い影響を与える理由は、妊娠に必要なミトコンドリアという物質の働きを助けるからだと言われています。
「ミトコンドリア」という単語は学校の生物の授業などで聞いたことがある人も多いのではないでしょうか?このミトコンドリアは酸素と栄養素から細胞内でエネルギーを作り出し、妊活でも重要な役割を果たしています。例えば卵子を作ること、精子を作り動かすこと、胚(受精後の最初のいのち)を作ることにもミトコンドリアが作り出すエネルギーが必要となります。
しかしこのミトコンドリアの働きによって、「活性酸素」という物質が過剰に発生することで「酸化ストレス」が生じ、体内で悪さをすることもあります。活性酸素とは通常であれば免疫機能などを持つ、体にとって良い物質ですが、過剰に発生してしまうと「酸化ストレス」が生じ、細胞を傷つけてしまい、ミトコンドリアの働きも妨げられてしまいます。
酸化ストレスの影響でミトコンドリアの機能が働きにくくなると、卵子の生成や、精子の生成・運動、胚の生成が妨げられてしまい、妊娠率が下がってしまいます。
妊娠率改善には、ミトコンドリアによるエネルギー生産のサポートと、酸化ストレスを抑えることが重要なカギとなります。
還元型コエンザイムQ10ってどんなもの?
還元型コエンザイムQ10には、細胞内でのミトコンドリアのエネルギー生産を助けたり、過剰に生産されると酸化ストレスの原因になる活性酸素を除去する働きがあります。これによって妊娠率改善に貢献することができると言われています。
コエンザイムQ10には酸化型と還元型の2つの種類があり、酸化型コエンザイムQ10はかねてから心臓薬やサプリメントなどの形で利用されていました。しかし実際に体の中で作られ、使われているのは還元型のため、酸化型コエンザイムQ10は体内で還元型に変換されてから働くことになります。この変換能力には差があり、変換されずにそのまま排出されてしまうこともあります。
一方、新たに開発された還元型コエンザイムQ10は変換不要ですぐに働くため、余分なエネルギー消費や、酸化型から還元型への変換能力の差による損失がなく、より高い効果が期待できます。
ミトコンドリアには還元型CoQ10がいい!
以上の内容をまとめるとミトコンドリアがもつエネルギーを生み出す機能をサポートすることと、酸化ストレスを抑えることが妊娠のために重要となります。これら2つの機能を持つのが還元型コエンザイムQ10です。
実際に妊娠率UPにつながったというデータもある還元型コエンザイムQ10。サプリメントで簡単に摂取することができます。還元型コエンザイムQ10は、日本の大企業であるカネカが初めて開発に成功した成分でもあり、国内でももちろん購入ができます。妊活でお悩みの方はぜひ試してみてはいかがでしょうか?