
生理のときに胸が張って痛みを感じることはありませんか?それは月経痛の症状のひとつかもしれません。
目次
・月経痛(生理痛)の原因
・痛みが酷い時に考えられる病気
・外側からできる胸の張りの対処法
・内側からできる胸の張りの対処法
月経痛(生理痛)の原因
月経痛の原因はいくつかあります。胸の張りに繋がる原因には下の2つがあげられます。
血行不良
身体が冷えたり、同じ姿勢を長時間続けたり、ストレスを発散せずに溜めてしまう事で血行不良が生じます。血行不良になると、痛みに対して敏感になります。血流の低下が続くと、筋肉や皮膚など身体の組織へ酸素が十分に届かなくなったり、また新陳代謝が悪化したりして、痛みを感じやすくなってしまいます。
ダイエット
無理なダイエットをされている方も月経痛が酷くなる可能性があります。
生理の際にはエネルギーを必要とするため、十分な栄養が摂れていないと身体が耐えられず月経痛に至るのです。
痛みが酷い時に考えられる病気
多少の痛みは生理的な現象です。しかし、痛みが尋常ではなく、「鎮痛薬の服用回数や量が増えてきた」「鎮痛薬が効かなくなってきた」「日常生活に支障が出るほどの痛みを感じる」などのような症状がある場合は、月経困難症を疑ってください。
「生理は痛みに耐えるもの」と痛みを当たり前だと我慢していると、病気を見過ごしてしまうかもしれません。
上記のような症状がある方は、婦人科に相談してみてください。婦人科に行くことはハードルが高いかもしれませんが、病気を見逃して悪化し、人生に大きな害が生じてしまうことを考えると、少しでも早く診断を受けて欲しいです。
外側からできる胸の張りの対処法

胸の張りを感じるときはバストマッサージが効果的です。胸の回りに円を描くように優しくマッサージをしていきます。胸の筋肉がやさしくほぐれ、滞った血流が改善し痛みが軽減することがあります。心地よいテンポとリズムでおこない、好きな香りのマッサージオイルを使うのもおすすめです。お風呂あがりなど、体を温めておこなうとより効果的です。
また、日中に胸の張りを感じ息苦しさを感じたら、いつもよりワンカップ上のブラジャーや、ノンワイヤーブラジャーなど締め付けの少ないブラジャーに切り替えると体が楽に感じます。
内側からできる胸の張りの対処法
胸の張りを感じやすい方は、生活習慣や食生活を見直すと張りの緩和が期待できます。胸の張りはホルモンバランスに左右されやすいため、まずは規則正しい生活リズムを身につけましょう。早寝早起きや、1日3食の食事では5大栄養素(炭水化物・脂質・タンパク質・無機質・ビタミン)を意識した生活を心がけましょう。

胸の張りを緩和する効果が期待できるのは。カルシウムとビタミンB6です。カルシウムが不足していると生理前の不調がでやすいと言われています。カルシウムは牛乳や大豆製品から効率よく摂取できます。しらすやひじきなどもカルシウムを多く含むため、料理にプラスして摂取するのもおすすめです。
またビタミンB6が不足するとホルモンのバランスが乱れやすくなります。かつおやレバー、バナナに多く含まれるため、積極的に摂取していきましょう。
普段の食事で摂取できない場合は、サプリメントや漢方などで補うのもおすすめです。
胸がちょっと張ると思ったら、マッサージや食事で改善してみましょう。痛すぎるときは、病気の可能性を検討し、必要に応じて受診しましょう!