「吐き気」とは、胃の中にあるものを吐き出す「嘔吐」直前に起こる不快感やむかつきを指します。そのまま嘔吐に至る場合もあれば、収まることもあります。
目次
・吐き気の起こりやすいタイミング
・吐き気の原因となる病気
・吐き気を感じる場合の対処法
吐き気の起こりやすいタイミング
吐き気は、主に以下のようなタイミングで起こりやすくなります。
上記以外で、突然起こる吐き気もあります。
また、吐き気が激しく嘔吐が続いている場合には、脱水症状を併発する可能性もあります。
吐き気の原因となる病気
吐き気が起こった時には、以下のような原因が疑われます。
上記の他にも、急性胃炎(急性胃粘膜病変)、胃潰瘍、十二指腸潰瘍、便秘、腸閉塞(イレウス)、心筋梗塞、便秘症、虫垂炎、糖尿病、高血圧性緊急症、良性発作性頭位めまい症、くも膜下出血、髄膜炎といったものも想定されます。いずれにせよ、原因を正確に究明するためには病院で検査を受けるのが最も正確です。
吐き気は、病気だけでなくストレスや習慣などが原因となることもあります。
たとえば、ひどく緊張したときに吐き気がする人もいるでしょう。
また、喉の奥に異物感を覚えると反射的に強い吐き気を覚える体質の人もいます。
ですから自己判断は禁物です。
吐き気の他に発熱や下痢などの症状がある場合は、できるだけ早く病院を受診してください。
吐き気を感じる場合の対処法
ストレスで吐き気を感じる場合は、安静にして楽な姿勢で横たわり、気持ちを落ち着かせます。
お腹をゆっくりとマッサージして胃の動きを落ち着けるのも効果があるでしょう。
睡眠不足を感じる場合は、1週間ほど規則正しい生活をすることも大切です。
「今すぐ吐き気を抑えたい」という場合は、膝の少し下にある「足の三里」というツボや、手を握った時に人差し指と中指が当たる部分に当たる「労宮」というツボを押しても効果が期待できます。
このほか、よく噛んで食べることで胃酸の過剰分泌を抑えたり、胃にやさしい物を食べることで胃をガードしたりしてください。
暴飲暴食や刺激物を過剰に食べるのは避けましょう。