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更年期と美容:ホルモンバランスの変化に負けないスキンケア&メイク術

  • 執筆者の写真: 株式会社 Flora
    株式会社 Flora
  • 6月25日
  • 読了時間: 4分

更新日:7月8日

修:早川里実(産業看護師・更年期指導士)

「最近、肌が乾燥しやすくなった…」「髪のツヤがなくなってきた気がする」「今までのスキンケアが合わなくなった…」と感じることはありませんか?更年期に入ると、体の内側からの変化が美容にも影響を与えます。今回は、更年期に美しさをキープするための適切なケアをご紹介します!


はじめに:更年期と美容の関係

更年期とは、閉経をはさんだ約10年間(45〜55歳)を指し、その前段階であるプレ更年期(35〜45歳)から少しずつ体調や美容の変化が始まります。この時期に大きく関わるのが、女性ホルモンであるエストロゲンの減少です。エストロゲンは、肌のハリや髪のツヤを保つ重要な役割を持っています。そのため、ホルモンバランスの変化に合わせた美容習慣がとても大切になります。


更年期の肌変化とその原因

プレ更年期(35〜45歳)の肌の変化

この時期は、エストロゲンが徐々に減少し始めることで、肌のターンオーバー(生まれ変わり)が乱れやすくなります。その結果、乾燥やくすみが気になったり、シミが目立ちやすくなったりすることがあります。また、ストレスや睡眠不足の影響も受けやすく、肌トラブルが増えやすくなります。


更年期(45〜55歳)の肌の変化

エストロゲンが急激に減少すると、肌のコラーゲンやエラスチンが減り、シワやたるみが進行しやすくなります。さらに、皮脂の分泌が減少し肌の乾燥が悪化することで、敏感になりやすく炎症や赤みが出やすくなることも。特に目元や口元のハリが失われ、しぼんだ印象になることを感じる方も多いです。


更年期に気をつけるべき美容習慣

生活習慣の見直し

  • 食事:エストロゲンの作用を補う大豆イソフラボンを積極的に摂ることが大切です。また、ビタミンCやコラーゲンを意識的に摂取することで、肌のハリをサポートできます。

  • 睡眠:睡眠環境を整えたり規則正しい生活リズムを意識したりすることで、質の高い睡眠を取れるよう心がけましょう。

  • ストレス管理:ヨガや瞑想、ウォーキングなどで自律神経を整えることが、肌のコンディションを保つ鍵になります。


スキンケアの見直し

  • 洗顔・クレンジング:肌のバリア機能が弱まりやすい時期なので、摩擦を避けて優しく洗うことが重要です。

  • 保湿の強化:セラミドやヒアルロン酸、ナイアシンアミド配合のスキンケアアイテムを取り入れると、乾燥対策に効果的です。

  • エイジングケア成分の活用:ビタミンCやペプチド、レチノールを含むアイテムを使用することで、肌のハリをキープできます。

  • 紫外線対策:紫外線は肌の老化を加速させるため、日焼け止めを徹底し、光老化を防ぎましょう。


更年期世代におすすめのメイク術

  • ベースメイク:ツヤ肌を意識し、保湿系の下地やリキッドファンデーションを使用すると、乾燥しにくく自然な仕上がりになります。

  • チーク&リップ:顔色を明るく見せるために、肌や唇に馴染む色で血色感をプラスしましょう。

  • アイメイク:優しいニュアンスカラーで、イキイキとした明るい目元に仕上げましょう。

  • フェイスラインの引き締め:シェーディングやハイライトを活用して、メリハリのある立体感を演出しましょう。


まとめ:更年期をきっかけに美容ケア探しを楽しもう

更年期の美容ケアは、ホルモンバランスの変化に逆らうのではなく、適切なケアを取り入れることが大切です。「今までのスキンケアやメイクが合わなくなった…」と感じたら、新しい方法を試すチャンスと捉えましょう。


健康的な生活習慣を意識しながら自分に合った美容法を取り入れることで、更年期をポジティブに乗り越えることができます!焦らず自分のペースで、無理なくキレイを保っていきましょう!

監修者プロフィール

早川里実(産業看護師・更年期指導士)

女性の健康支援に15年以上の実績。更年期指導士として更年期女性のカウンセリングに携わるとともに、健康経営アドバイザーとして企業の健康経営を推進。また、ハラスメントインストラクター、アサーティブコミュニケーターの専門性を活かし、女性の健康に関わらず「誰もが働きやすい職場環境」の実現に向けたセミナーや研修を行っています。



 
 
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