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生理中のカラダ



目次

・生理中の身体の変化について

・正常な生理期間と経血量とは?

・生理中の身体症状の解消方法

・生理中におすすめの栄養素と食事

生理中の身体の変化について

生理の仕組みをご存知ですか?簡単に説明をすると、妊娠をしなかった場合に血中の女性ホルモンの濃度低下によって子宮内膜が剥がれ落ち、血液とともに排出されます。これが経血であり、生理と呼ばれています。生理痛はこの子宮内膜がはがれ落ちるときに生じる痛みであると言われています。


日常生活に支障のない程度の痛みであれば、特に心配することはありませんが、もしそれ以上の痛みを伴うのであれば婦人科の受診を検討してみましょう。


正常な生理期間と経血量とは?

20代〜40代前半は生理周期が一番安定している時期です。

以上のような症状がある場合は病気の可能性もあります。異常を感じた場合は産婦人科を受診しましょう。また、ピルや閉経間近の場合は生理日数や経血量が通常の生理と異なる場合があります。


生理中の身体症状の解消方法

生理の時は過度な運動は避け、十分な栄養と睡眠を取り、安静にすることが何よりも大切です。生理中によくある症状として腹痛(生理痛)や頭痛があります。これらの身体症状の解消法を以下で紹介します。


腹痛(生理痛)

◯ 骨盤を立てる

生理痛の原因の一つに骨盤内の血行不良が挙げられます。お腹が痛くなると、どうしても背中を丸めてしまいますよね。

背中を丸めた姿勢は自然と力も入ってしまうため、骨盤周囲の血流が悪くなってしまいます。骨盤を立てる事で血流の流れを改善させ、生理痛を和らげる効果があります。

また、長時間同じ姿勢でいることも血行不良の原因になります。

可能であれば1日中座りっぱなしではなく、一度立ち上がったり、軽いストレッチを行ったりする方法もオススメです。

・足首の曲げ伸ばし

  1. 背筋を伸ばして椅子に深く腰掛け、足裏を床にくっつける

  2. 足を少し前に伸ばし、かかとを床につけたまま両足のつま先を起こす

  3. 足首を90度の角度に曲げ、5秒キープ

  4. ゆっくりつま先をおろし、次にかかとを持ち上げ5秒キープ

  5. 5セット繰り返す

・骨盤ゆらし

  1. 椅子に浅く腰掛け、背中を伸ばして骨盤を立てる

  2. 息を吐きながらお腹をへこませ、背中を丸めて骨盤を後ろへ傾ける

  3. 骨盤を元に戻す

  4. 10セット繰り返す

ツボ押し

ツボを刺激する事で血行の促進に繋がります。おへその下には生理痛に効果的なツボが集中しています。カイロで温めたり、優しく擦ったりするだけでも効果がありますので試してみてください。

以下では生理痛に効果的なツボを紹介します。

  1. 合谷:手の親指と人差し指の骨が交わる部分よりも、やや人差し指寄りのくぼみ

  2. 気海:頭から縦に伸びる体の中心線を正中線と呼ぶ。正中線上のおへそから指約2本下にあるツボ

  3. 関元:おへそから指約4本下にあるツボ

  4. 中極:関元からさらに指1本分下にあるツボ

  5. 帰来:中枢から左右に指3本分離れたところにあるツボ

◯カイロで身体を温める

子宮が冷えると血行が悪くなり、子宮周囲の筋肉が硬くなります。子宮周囲の筋肉が硬くなると、経血を押し出す際に強い収縮が必要となり、生理痛を助長してしまいます。そのため、カイロで血行を良くする事は生理痛の緩和に効果的な方法です。

お腹だけではなく、他の身体部位も温めると生理痛に効果的です。

  1. 首:体全体を温める

  2. 仙骨:下半身の血流を良くする

  3. 足の付け根:下半身の血流を良くする

生理痛が酷い方は、カイロを持ち歩いていれば安心かもしれません。カイロだけでなく、腹巻やひざ掛けでも身体を温めることができるため、ぜひ試してみてください。


頭痛

・身体を温める

身体を温めるのが有効的です。お風呂に肩までゆっくり浸かったり、暖かい飲み物を飲むなどをして身体の外側や内側から温めるように意識しましょう。

身体を温めることで緊張がほぐれて血管が拡張し、血流の回復が期待できます。

・筋肉を動かす

首から肩の筋肉を動かすのも効果的です。軽いストレッチや筋トレを毎日の習慣に取り入れることも効果的です。

・頭痛薬を服用する

なお、頭痛薬を飲むのも効果的ですが、月に15日以上頭痛薬を飲むようになると薬物乱用頭痛を発症している可能性があります。もしも慢性的に頭痛があり、頭痛薬が手放せない場合は薬物乱用頭痛の治療実績がある病院を受診するのことをおすすめします。


生理中におすすめの栄養素と食事

おすすめの栄養素

・鉄

鉄分は経血の材料となり、不足してしまうと立ちくらみや貧血を起こしてしまいます。

鉄分を含む食材:ほうれん草、大豆、赤身肉、海藻類


・マグネシウム

マグネシウムは精神安定効果があり、生理中の不安定な精神的症状を緩和するのに効果的です。

マグネシウムを含む食材:ナッツ類、玄米、海藻、魚介類


おすすめの食事

・ほうれん草のおひたし

材料:

水(1/2カップ)、みりん(大さじ1/2)、醤油(大さじ1/2)、ほんだし(小さじ1)


作り方:

①ほうれん草をラップで包み、電子レンジで2分加熱をする。水洗いをして水気を良く絞り、好きな大きさに切る。

②ボウルに加熱をしたほうれん草を入れ、全ての調味料を入れて和える。


・ひじきとしらすのチーズトースト

材料:

食パン(1枚)、しらす(大さじ1)、ひじきの煮物(大さじ1)、マヨネーズ(大さじ1)、とろけるチーズ(1枚)


作り方:

①しらすとひじきを和える。

②食パンにマヨネーズを塗り、①を均等に乗せる。

③とろけるチーズを上に乗せ、オーブントースターで2分焼く。


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