卵胞期のホルモン

エストロゲンは女性の出産・妊娠には欠かせないホルモンです。卵胞期の今はこのエストロゲンの多い時期となります。エストロゲンは妊娠中の方や妊娠を希望する方にとって重要であるのみならず、生理にも作用していきます。

このエストロゲンにはうれしい働きが多くあります。

・丸みを帯びた女性らしい体をつくる

・受精卵の着床を助けて、子宮内膜を厚くする

・精子が子宮の中に入りやすいように頸管粘液の分泌を促す

・骨の形成を促し、血管収縮を抑制する

・肌質や紙質を改善する


エストロゲンはなぜはお肌や髪に影響するのでしょうか?実はエストロゲンは体内でのコラーゲンの生成に役立っています。エストロゲンが細胞の中の”核内受容体というたんぱく質と結びついてコラーゲンの生産を促します。コラーゲンが多くあることでお肌がぷるぷるになったり、髪に太さやコシが生まれます。肌の保湿成分を高めるプロテオグリカンという成分の生産にもエストロゲンが役立っています。


エストロゲンの量は年齢とともに変化していきます。

初潮を迎えるころにエストロゲンが分泌し始め、30歳の半ばごろまでは分泌が盛んに続きます。しかし卵巣機能の低下に伴って40代ごろになると分泌量が減り始めます。老年期になるとエストロゲンの分泌はほとんど止まってしまいます。


年齢とともに減少してしまうエストロゲンですがその働きを最大化することができます。

まずは大豆イソフラボンの摂取が大切です。


大豆イソフラボンの分子の構造が、エストロゲンと似ているために、エストロゲンと似たような働きをすると言われています。大豆イソフラボンはその名の通り、大豆製品に多く含まれています。納豆や豆腐、みそなどに含まれているので、日々の食事で大豆製品を取り入れるように心がけましょう。


ホルモン剤やサプリメントでエストロゲン自体を摂取することもできます。しかしエストロゲンの過剰な摂取によって、子宮内膜が増えつづけ、子宮内膜がんになってしまう可能性があります。サプリメントの使用には使用上の注意をよく読むようにし、ホルモン剤の投与の場合には産婦人科医の先生とよく相談するようにしましょう。