
卵胞期とは
卵胞期は「キラキラ期」とも呼ばれ、心身ともにもっとも安定した期間です。心身ともに安定する理由として、卵胞期には好調をもたらす女性ホルモンである「エストロゲン」が上昇することが挙げられます。よって、自律神経が活発になり、体調が整いやすいです。また、気持ちも安定しやすく、物事をポジティブに捉えることができます。このように、卵胞期は女性が心身共に安定しやすい時期となります。

卵胞期のホルモン
卵胞期前半は、「卵胞刺激ホルモン」というホルモンの分泌量が増え始めます。このホルモンには、卵巣を刺激することで卵胞を発育させ、卵子として成熟させる働きがあります。つまり、卵胞刺激ホルモンが分泌されないとなると、排卵が正常に起こらず、無月経となってしまう恐れがあるのです。卵胞刺激ホルモンの値が高い場合は、卵巣機能が弱っていて卵胞が発育しにくい状態であるとされています。女性ホルモンの分泌が減っている時に、卵胞刺激ホルモンの分泌が増えるためです。卵胞刺激ホルモンの値はストレスの影響を大きく受けます。色々考えるタイプ、こだわりの強いタイプ、思いつめるタイプの方が影響を受けやすいかもしれません。卵胞期は、心身ともに好調ですが、知らず知らずのうちにストレスを溜めないようにすることが大切です。
無理のし過ぎは禁物
卵胞期は、体調が優れやすいため、食欲もコントロールしやすく、また、水分や老廃物の排泄もスムーズに行われやすいです。そのため、ダイエットが順調に進みやすくなります。また、心も安定しやすいため、人間関係もスムーズに良い方向へと進むことが多いです。ついつい、親しい人達とたくさん会う予定を組んでしまうかもしれませんね。
卵胞期は体力も気持ちも安定していて、多少の無理がきいてしまうような好調な時期なのです。だからといって、過度な食事制限など無理なダイエットをしたり、睡眠不足になってしまうような生活をしたりすることは控えるようにしましょう。これらは、ホルモンバランスを乱す一因になります。急激に体重を減らしたり、食事の量を少なくしたり、睡眠時間を削ったりすると、脳の脳下垂体が「体が異常!ピンチ!」という判断を下します。前述した、卵子を成熟させるための卵胞刺激ホルモンは、脳下垂体の命令によって分泌されます。そのため、卵胞期に無理をしてしまうと、月経が止まってしまう恐れもあるのです。

心身ともに好調な時期であるからこそ、無理をしすぎない規則正しい生活をすることを意識することが、健康な体を保つことに繋がります。よく寝て、よく食べて、ストレスを貯めすぎないことを意識して過ごしてくださいね。