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妊活中の月経期のカラダ


生理中の身体の変化について

月経期とは、妊娠周期のうち子宮内で不要となった血液を排泄し、子宮内部を綺麗な状態へと整える時期です。

具体的には、以下のような変化が起きています。

子宮内部での変化が起こる

そのまま着床しなかった場合、月経期に突入します。この時、子宮内膜の血管に変化が生じ、供給されていた血液が止まります。これにより内膜の一部が壊死して剥がれ落ち、これが月経となるのです。月経期に起こる出血には、子宮内膜にある血液と子宮組織、粘膜などが含まれ、このことによって次の着床の準備が始まります。

卵胞が成長する

月経の開始とともに、卵巣内では新たな卵胞の成長も始まります。個人差がありますが、その数はおよそ3~30個ほど。月経期間中、これらのうちの1つのみが大きく成長し、主席卵胞となります。その後月経期を終え、成長を続けた卵胞が「成熟卵胞」、つまり排卵を待つ状態となるのです。


月経期はどう過ごす?

月経期には、原則として十分な栄養を摂取し、体力を回復するよう努めてください。この時期に身体をいたわることで、妊娠しやすい身体づくりのベースが作られると言っても過言ではありません。具体的な過ごし方は、以下の通りです。


身体を温める

月経期間中、子宮や卵巣では劇的といっても良い変化が起こっています。特に月経開始から3日目あたりまでは、下腹部に強い痛みを感じる人も多いでしょう。子宮や卵巣が冷えてその働きが低下することは、妊娠にとって好ましいことではありません。ですから、下半身を中心に、極力温めておくようにすることが必要です。半身浴、カイロ、下半身への冷え対策グッズを使うなど、労りを尽くすことは良いことです。

ゆったりとしたリズムで十分な睡眠を

体力温存が重要な期間でもあるため、月経開始直前からは、なるべくゆったりとリラックスした状態ですごせるよう、生活習慣でも穏やかさが重要です。激しい運動は避け、十分な休息をとりながら過ごしましょう。そうすることで、子宮内膜を体の外に排出するエネルギーが十分に蓄えられ、卵胞が十分に育ってくれます。


温かく栄養の豊富な食事を摂る

月経期には、胃腸の働きも低下しがちです。また、胃腸が冷えるとすぐ近くの卵巣や子宮にも良くありません。できるだけ体温より高く、身体を内側から温めてくれる食品・飲料を中心に、バランスの良い食事を心がけましょう。この時期に急激に体重が変化すると、ホルモンバランスの乱れにも繋がるため、食べ過ぎにも要注意です。


栄養面については、原則として「8つの食品群」を意識しながら偏りなく、適度に摂ることが望ましいでしょう。

とりわけ月経期の3日前~月経期間中は、子宮内膜が剥がれ落ちることに伴う出血による失血で、鉄不足に陥る女性が多いです。十分な鉄分(レバー、マグロの赤身、牛肉、ほうれん草などが多く含有)を、吸収されやすいようにタンパク質やビタミンと一緒に摂ることをおすすめします。場合によっては、適度にサプリメントを活用する手もあります。

オススメのレシピはこちらです。


カリフラワーのミルクスープ


雪のように真っ白なスープに、パリパリのチーズを浮かべた小粋な一皿。カリフラワーには抗酸化力の強いビタミンCが豊富です。

材料(2人分)

カリフラワー…1/2株

玉ねぎ…1/4個

牛乳…2カップ

オリーブ油…適量

塩…小さじ1/2

粉チーズ…大さじ1

作り方

①カリフラワーは小さめの小房に分ける。玉ねぎは薄切りにする。

②鍋にオリーブ油を熱し、玉ねぎを透き通るまでよくいためる。

③カリフラワーを加えてさらにいため、牛乳を加えてカリフラワーがやわらかくなるまで10分ほど煮て、塩で調味する。

④フライパンに薄くオリーブ油をひき、粉チーズを広げて弱火できつね色になるまで焼き、冷まして適当にくだき、器に盛ったスープの上に飾る。


ビーツと小松菜のアンチョビいため

ビーツの真っ赤色素はベタシアニンというポリフェノールの一種。強力な抗酸化作用に加え、鉄やカリウムなどのミネラルも豊富。マルチサプリなひと皿。

材料(2人分)

ビーツ…1/2個

小松菜…1/2束

アンチョビフィレー…2枚

こしょう…少々

バター…10 g

作り方

①ビーツは皮をむき、8mm幅の細切りにする。小松菜は3cmの長さに切る。アンチョビはみじん切りにする。

②フライパンにバターを熱し、中火でビーツがやわらかくなるまでいためる。

③小松菜、アンチョビ、こしょうを加え、サッといため合わせる。


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