肌は外部・内部からの様々な影響を受けています。この記事では肌の乾燥に影響を与える要因と、乾燥を予防する方法をご紹介しています。肌が乾燥ぎみ…という方は、ぜひ参考にしてみてください。
目次
・乾燥肌の原因
・乾燥を予防するには
・まとめ
乾燥肌の原因
①新陳代謝の乱れ
肌の新陳代謝とは、古い皮膚が新しい皮膚と入れ替わることです。生活習慣が乱れたり過度なストレスを抱えたりすると、新陳代謝が乱れて肌のバリア機能が低下します。その結果、紫外線や風などの外部からの刺激を受けやすくなるので、肌がカサつきやすくなります。
②紫外線
肌の表面にある角質層が紫外線を浴びると、皮膚の細胞がダメージを受けてバリア機能が低下します。これによって、乾燥肌はもちろんのこと、シミやしわにもなりやすくなってしまいます。
③ビタミンB群不足
ビタミンB群には、肌の健康を保つ栄養素が多くあります。ビタミンB1・B2・B6には肌の新陳代謝をサポートしたり、皮脂分泌をコントロールして皮膚炎を予防する効果があります。以下の食品に多く含まれているので、積極的に摂取しましょう。
さらに、ビタミンCにはコラーゲンの生成を助ける効果があり、パントテン酸には美肌を保つ効果があります。これらは以下の食品にたくさん含まれています。
ビタミンは不足しがちな栄養素です。食べ物からとるのが難しい場合は、サプリメントなどを活用しても良いでしょう。
④空調
夏や冬には冷暖房が効いた部屋で一日中過ごすことも多いと思います。ですが、冷暖房は空気を乾燥させるため、ずっと空調がついている部屋にいると、肌から水分がどんどん奪われていってしまいます。
乾燥を予防するには
①洗い方・拭き方に気をつける
顔や体を洗う時、ゴシゴシ洗っていませんか?また、拭く時にタオルで肌をこすっていませんか?顔や体を洗うときは石鹸をよく泡立てて、泡で肌の表面をなでるようにして洗いましょう。固めのタオルでゴシゴシしてしまうと、角質層が傷んでしまい、水分が出ていきやすくなります。
また、拭くときはタオルで肌をこするのではなく、タオルで上から軽く叩くようにして水分だけを吸い取らせましょう。
②スキンケア
乾燥肌対策で大切なのは、やはりスキンケアです。肌が乾燥する前に、定期的にボディークリームやローション、軟膏などを塗って肌を保湿・保護するようにしましょう。特にお風呂に入った直後は皮膚から水分が蒸発していきやすいので、お風呂から上がったらすぐに保湿を行いましょう。
③肌に良い環境を整える
肌は簡単にダメージを受けてしまいます。そのため、肌がダメージを受けにくい環境を作ってあげましょう。
特に紫外線は大敵なので、日焼け止めやアームカバー、日傘などで皮膚に直接紫外線が当たらないようにしましょう。日焼け止めを選ぶときに、SPFやPAといった数値が高いものを選ぶと良い、と思っている方が多いかもしれません。ですが、これらは防止効果の持続時間を表しているものです。短時間しか外に出ないのにSPFやPAの高い日焼け止めを毎回つけていると、逆に肌の負担になってしまいます。外出時間の長さに応じて使い分けてくださいね。
また、空調を使用する時には同時に加湿器をつけたり、ボディクリームなどの保湿クリームを塗ってバリア機能を補っておくなどして、肌の乾燥を防ぎましょう。
まとめ
乾燥肌は自分で予防対策が可能です。お肌に潤いを取り戻すために、ご紹介した対策をぜひ実践してみてくださいね。