コンビニや外食では、栄養素が不足しがち。とくに生理中には、注意が必要です。この記事では、コンビニや外食での食事で選びやすいバッドメニューを避けて、おすすめの栄養素をバランスよく取ることのできる、賢い買い方・食べ方を詳しくご紹介します。
目次
・コンビニでありがちなバッドメニュー
・生理中におすすめな栄養素とコンビニでの選び方
コンビニでありがちなバッドメニュー
何も考えず選んでいるうちについつい陥りがちな、良くない食べ合わせは次の通りです。
炭水化物の摂りすぎ
エネルギー量の高い炭水化物製品。比較的安くて食べたときに満足感を得やすい組み合わせを選んでしまうパターンです。例えば、パスタとおにぎり、惣菜パンとサンドイッチ、丼ものと菓子パンなどの組み合わせは炭水化物の摂りすぎになります。
野菜不足
コンビニのお弁当では、必要となる野菜の量を十分に摂取できない場合がほとんど。とはいえ、サイドメニューであるサラダのバリエーションにも限りがあり、飽きがきてしまったり、そもそも安価ではないためランチの予算が限られている人の場合は手が出しづらいということも。こうした事情から、野菜不足に陥りがちです。
たんぱく質不足
炭水化物の摂りすぎに加えて野菜不足といった問題を避けるために、たとえばサラダパスタやサラダボウルを選ぶという人もいるかもしれません。この場合でも、メインメニューにあたるお肉や魚が不足することで、たんぱく質不足になってしまう場合があります。
脂質の摂りすぎ
おいしさだけを基準に選ぶと、お弁当にはコロッケやてんぷらなどの揚げ物が入ったものを買い、レジ横のホットコーナーにある唐揚げやナゲットを注文してしまう、といったように、脂質過多になりがりです。また、調理が簡単なインスタント食品は油が多めに使われていることも多く、無意識で脂質多めの組み合わせを完成させてしまっていることも少なくありません。
生理痛対策におすすめな栄養素とコンビニでの選び方
特に生理中には、バッドメニューばかり選ばず、生理痛に効果のある栄養素をきちんとバランスよくとりたいものです。摂取を推奨したい栄養素と、具体的な製品やメニューは次の通りです。
マグネシウム(特に大豆製品)
生理中の子宮収縮は、細胞中のカルシウム量が増加することで強くなります。その点マグネシウムには、余計なカルシウムの排出を促す働きがあり、これにより、子宮収縮を軽減し、生理痛を緩和してくれる可能性があります。
マグネシウムを含む食品は、ナッツ類や納豆、昆布などが挙げられます。
ですから、コンビニでは、豆腐や海藻入りのお味噌汁、アオサや青のり・昆布など海藻類を用いたサラダを摂取すると良いでしょう。また、小腹が空いたときにはアーモンドやカシューナッツ、ごまなどのナッツ類を複数種類組み合わせて食べる、あるいはおしゃぶり昆布のような製品をじっくり噛んでいただくと、満足感も得られておすすめです。
鉄分
生理中は、とにかく鉄不足になりがちです。これは生理になると、子宮内膜と一緒に血液が体外へと排出されるからで、貧血やだるさを生ずることにも繋がります。また、貧血を放置することで結構が悪化したり、身体が冷えやすくなり、生理痛が悪化することもありえます。不足しがちな鉄分は、意識して多めにとるようにしましょう。
鉄分を含む食品は、ほうれん草やブロッコリー、牡蠣、赤身の肉類やレバー、プルーンなどがあります。コンビニでは、鉄分単体というよりも、ブロッコリーやレモンなどのビタミンCを多く含む食品を一緒に摂取することで、鉄分の吸収率アップを狙えます。
温かいもの
生理中は、普段より体が冷えやすい時期でもあります。冷えることにより更に血行が悪くなり、生理痛の症状が悪化することも珍しくありません。ですから、できるだけ食事でも体を温められるものを選ぶと良いでしょう。
体を温める食品は、生姜やネギ、ごぼう、にんじん等の根菜類、ハーブティーやココアなどがあります。
買うときには、お味噌汁やスープなどの温かい汁物やおでん等がおすすめです。また、ハーブティーなどの温かい飲料は、香りやアロマの効果で同時にリラックス効果ももたらしてくれ、精神的な不調にも効果的だとされていますが、一つ注意が必要なのは「カフェインの過剰摂取」。カフェインは生理痛を悪化させたり、貧血や便秘を引き起こす可能性があるため、温かい飲み物といってもコーヒーはほどほどにしておきましょう。
まとめ
生理中でも、工夫次第でバッドメニューを避けながら必要な栄養素を意識して食べるものを組み合わせることで、生理痛に効果的な食事をとることができます。ぜひ工夫してバランスの良い食事を心がけてください。
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