妊活中の排卵期の過ごし方!そわそわ期も解消しよう!

監修:産婦人科医 髙嶋啓一先生

「妊娠しているかも!?」「着床してるかな?」と想いをめぐらせ、落ち着かない「そわそわ期」。月経周期の中でも「そわそわ」を感じやすいのが排卵期です。少しでも落ち着いて過ごせる方法をご紹介します。

目次

妊活中の排卵期はどんな風に過ごせばいい?

排卵期に訪れるそわそわ期とは?

そわそわ期に気を付けることはどんなこと?

少しでも明るくそわそわ期を過ごそう


妊活中の排卵期はどんなふうに過ごせばいい?

排卵期は黄体形成ホルモン(LH)の働きにより、成熟・成長したら卵子が卵胞から飛び出し、受精を待つ時期です。28日の月経周期だと、月経開始から12日〜16日後が排卵日の目安です。排卵期は月経周期の中で唯一妊娠できる時期のため、妊活中の方にとって大切な時期になります。そして排卵後の卵巣にできる黄体からは黄体ホルモンが分泌されて、厚くなった子宮内膜を維持して受精卵の着床に備えます。


バランスのとれた食事をとろう

妊娠中は胎児の成長のため、タンパク質・ミネラル・ビタミンなどを多く摂取する必要があります。そのため、妊娠前から体を十分な栄養で満たす必要があります。


▼妊活中に摂りたい栄養素

特に葉酸と鉄分の摂取に関しては、厚生労働省も妊娠前からの摂取を推奨しています。これらの食事を1日3食、バランスよく摂取できるようにしましょう。


生活リズムを整え、体のリズムとホルモンを整える

ホルモンは体内時計のリズムに合わせて分泌されます。深夜遅くまで起きていたり、昼間までダラダラ寝ていたりメリハリがない生活は体内リズムが乱れ、ホルモンの作用に影響します。なるべく毎日同じ時間に起床・就寝を心がけ、同じ時間に食事を摂るように意識すると体内時計も安定します。


適度な運動でリフレッシュする

適度な運動は全身の血流をよくし、自律神経を整えやすくします。20分〜30分の運動はストレスホルモン「コルチゾール」の分泌を抑えてくれる効果があり、リフレッシュになるでしょう。中でも気軽にできるウォーキングがおすすめです。ホルモンの分泌が整い、幸せホルモンとよばれる「エンドルフィン」も分泌され、不安な気持ちも解消します


体を温める

体が温まると子宮に血液が行き届き、酸素・栄養が十分に届くと卵巣の機能は高まります。日中は温活グッズを活用し、カイロ・腹巻などで内臓を温めましょう。夜はできるだけ湯船につかり体を芯から温め、日中は温かい飲み物で体を冷やさないようにしましょう。

排卵期に訪れるそわそわ期とは?

そわそわ期は明確な定義はありませんが、排卵日〜妊娠検査薬で検査できるまでの期間を指すことが多いようです。妊娠への期待に想いをめぐらせ、気持ちが落ち着かない状態です。


排卵期に上手くパートナーとスキンシップが図れたなら、より妊娠への期待が高まるでしょう。また胸の張りを感じたり、眠気やだるさを感じたり、いつもと体調が違うと感じたら「妊娠の初期症状かも?」と期待の気持ちが高まります。さらに、生理が予定より遅れ、妊娠検査薬を使おうかそわそわする方もいます。


そわそわ期に気をつけることはどんなこと?

そわそわしている時は、パートナーや家族と気持ちを共有し、不安を抱えないようにしましょう。何もしないと、「妊娠しているのかな?」と考えてしまうため、気分転換に趣味に没頭したり、適度に体を動かしたりリフレッシュもおすすめです。何より、考えすぎてストレスを抱えないことが大切です。


そわそわ期は、もしかして妊娠しているかもしれません。この時期はアルコールやカフェインの摂取を控えておくとよいでしょう。また、妊娠初期症状についてネットに情報がたくさん掲載されていますが、症状は人それぞれです。情報を鵜呑みにせず、参考程度に考えておくと不安が生じにくくなります。


妊娠検査薬は生理予定日の1週間後から使用できます。このタイプは生理予定前に使用すると、陰性が出る可能性があるためショックに感じてしまうかもしれません。商品によっては、薬剤師のいるお店で生理前に検査できるキットもあります。そわそわ期を少しでも早く終わりにしたい方は、生理前の検査もおすすめです。


少しでも明るくそわそわ期を過ごそう

そわそわ期は排卵期、黄体期に当たりますから、落ち着かなかったり多少不安になるのはホルモンの作用であり、仕方ありません。

排卵期にうまくパートナーとスキンシップできたときは嬉しくて、妊娠を期待して、特にそわそわします。その時は、ワクワク楽しい幸せな気持ちに切り替えて待ちましょう。そしてめでたく授かった時は、ほかにないくらい感動します。


いつもどおり生理が始まったときや検査薬で妊娠していないことがわかったとき、多少がっかりしても、ワクワク幸せな気持ちでいられて良かったと気持ちを明るく切り替えましょう。そして明るく受け止めることができたときほど、身体も心もホルモン環境も整いますから、その後お子さんを授かるのが早くなります。ですから周囲の皆様もがっかりし過ぎないで、できるだけ明るく受け止めて、優しく温かく接してあげてください。

 

監修者プロフィール

髙嶋啓一 (Takashima Keiichi) 先生

産婦人科専門医

大阪教育大学附属高校から1年同志社大学を経て奈良県立医大卒業。産婦人科専門医。健康に良いことが大好きで、大学時代は西日本医科学生総合体育大会で個人1位。一時期、心の健康を専門にすることも考えるが、生命の誕生、妊娠、出産、育児の喜びに優るものはないと産婦人科医になる。