女性を紐で縛るアート?「緊縛アート」を解説


どんなアート?

建物全体が赤いロープで覆われ、5人の女性が建物に「緊縛」された作品が5月7日に原宿のキャットストリートで公開されました。こちらのアートは、ロープアーティストのハジメ・キノコ氏によって手掛けられた作品で当日はこの衝撃的な見た目から、大勢の一般人が建物の前に集まり、写真や動画がSNS上に次々と拡散されました。


どんな意見があるの?

ハジメ氏は自身のTwitterにて「原宿のキャットストリートの野外で、人を5人も吊りました。ポジティブな観覧者様達に囲まれ、感無量です。」とツイートしています。しかし、SNS上では2つの点に関して問題視する声が上がっていました。


・安全性

拡散された動画や写真ではアートの制作スタッフや建物に縛られた5人の女性達はヘルメットやハーネスなどの安全器具が確認されなかったことから、十分な安全管理に対して疑問の声が上がりました。


・女性を吊るすのって、、、?

一方で女性を縛り、アートとして消費されることに対しての批判の声も上がっていました。現在、さまざまな場面での性差別や女性を性的消費しているかのような表現が問題視されている中で、このような女性を使った「緊縛アート」はそのような表現を助長しかねないとして物議を醸しました。


議論の展開は?

安全性に関してはハジメ氏が言及していないことから、疑問が残る形となりました。また中でも批判の声が大きかった性差別的な表現に関しては、「緊縛=エロい」という結び付きこそがジェンダーバイアスなのではないか?という意見もありました。女性軽視とする意見も理解できる一方、表現の自由を尊重する意見も理解できます。


まとめ

今回は「アートとは何か?」「表現の自由ってどこまでなのか?」などと色々考えさせられました。今後それらがどのようにアートとして世の中へ受容されていくのかも注目してみたい思います。