
おりものは卵胞ホルモン(エストロゲン)の影響を受け、一定の周期で量・色・ニオイが変化しています。
卵胞期~排卵期にかけてのおりものの特徴は以下のような状態です。
おりものの特徴:卵胞期~排卵期
少し水っぽさを感じる、またはゼリー状で透明色
量が多くなる
ニオイはあまり強くない
排卵日前になると、おりものは透明なゼリー状で糸を引くような形状になります。指にとってみると、10cm以上も糸を引くため、排卵間近のサインとして見つけやすいでしょう。この状態が3日以上続き、排卵日2日前になるとおりもの量はピークに達します。量がピーク状態をむかえたら性行為のタイミングを図るチャンスです。
排卵日を過ぎると、おりものは徐々に変化します。
おりものの特徴:排卵後
白く濁りがあり、ドロッとした状態に変化
下着に付着すると黄色っぽくみえる
量が少しずつ少なくなる
ニオイをやや生じる
おりものの状態が変化したら、排卵を終えた合図です。受精が成立しないと、黄体ホルモンの分泌が徐々に減少し、おりものの量も減少します。
このような状態を確認できたら、妊活にむけての性行為は次の排卵日を待ちましょう。
妊娠初期のおりものの特徴は?妊活に役立てよう!
上手く受精した場合、受精卵は細胞分裂をくり返しながら受精後6日〜7日後に子宮内膜に着床します。そのため、妊娠初期症状と生理前症状は区別がつきにくく、妊娠初期症状を生理と勘違いする方も多いのです。生理予定日の前後と症状の区別がつきにくいため、違いを表にしました。

生理前と妊娠初期の症状の違い
上手く受精した場合、受精卵は細胞分裂をくり返しながら受精後6日〜7日後に子宮内膜に着床します。そのため、妊娠初期症状と生理前症状は区別がつきにくく、妊娠初期症状を生理と勘違いする方も多いのです。生理予定日の前後と症状の区別がつきにくいため、違いを表にしました。

着床すると子宮内膜に傷が付き、少量の血がおりものに混ざることがあります(着床出血)。生理初期のようなピンク色や褐色におりものが変化し、出血は2日〜3日程度です。
おりものの変化に加え以下の症状を感じたら妊娠の可能性が高まります。
妊娠初期の症状
お腹の張りや下腹部の痛み
常に眠い
食欲に変化
めまい・ふらつき
熱っぽさ
感情が不安定になる
便秘
胸の張り
おりものの変化に加え、体の変化を感じたら産婦人科で検査してみましょう。
こんなおりものには気をつけた方がいいかも!?
おりものは体の変化で状態や量が変化します。
おりものが変化する要因
生理周期
生理前
排卵前後
体調
性的刺激
性感染症
通常のおりものであれば、透明または白っぽさやクリーム色が一般的です。月経のサイクルにより量の増減はありますが粘度が増したり色がついたり(褐色・ピンク色)します。しかし、おりものに悪臭がしたり、大量の血が混ざっていたり、または外陰部にかゆみや痛みが生じたら注意が必要です。
以下の症状が確認できたら、産婦人科を受診しましょう。

おりものの変化は子宮からのアラームかもしれません。不快に感じるおりものが確認できたら、早めに産婦人科を受診しましょう。